ダブルケアデイズ

子育ての最中に、介護がやってきた!ひた走る日々。

ダブルケアの介護体制を整えるときに必ず考えるべきこと(ケアマネジャー)

 

公的な手続きがすんだら、というよりも、進めると同時に、実際の介護体制を具体化していくとき、中心になってくれるのは、ケアマネジャーです。

どのマネージャーにお願いするのかということは、しっかり考えたほうがよいと私は考えています。もし、身近に介護を経験した方がいれば、良い方を知らないか、尋ねてみるのもよいかもしれません。

 

 

ケアマネジャーの人柄と仕事のしかたで介護はかわる

ケアマネジャーがよい方であると、要介護者も介護者も、本当に助かります。

なぜなら、よいケアマネージャーには、よい医師、よい看護師、よい事業所がつながっているからです。 

「よい」とは、どのようなマネージャーを指すのかと問われれば、要介護者の希望に耳を傾けてくれる方であることを前提として、私は、迷わず、

「介護者家族のことを考えてくれるケアマネージャー」

と答えます。

 要介護者は後回し?  と思う方もあるかもしれませんが、特に、在宅介護は、介護者が倒れると同時に、要介護者の生活は守られなくなります。

ダブルケアの場合、それは、子どもの生活に大きな支障をきたすことに直結しています。

もちろん、介護をしていなくても病に倒れてしまうことはあります。しかし、介護が非常に厳しいものであった場合、介護者家族に何かあると、

「介護がなければこんなことにならなかったのに」

という気持ちが、生じてしまうことは、なかなか、禁じえないと思います。

それは、なんとしても避けなければならないことだと思います。

 

介護者家族の健康が保たれる介護体制を整える

とりわけ、つきっきりの介護が必要な方の介護体制を整えるときには、介護者家族の生活と健康が保たれるように考えなければなりません。

ましてや、ダブルケアの場合は、なによりも、子どもの生活を守ってあげる体制であることが、必須条件だと思います。

要介護者、介護者、子どもの生活が成り立ち、健康が守られる体制が、要介護者には、安全で安心な生活を、介護者には、より豊かな成熟を、子どもにはより豊かな人間的成長をもたらすのだと思います。

 「たいへんなときもあったけど、経験してよかった」

と思える介護になるように、どこまでを受け入れ、何を譲り、何を大事にするのかを考えることが大切です。

そして、要介護者、介護者、子どもの状況によって、その都度、優先することを見きわめていくことも大事です。

 

とはいうものの、情報も経験も乏しいうえに、突然訪れた介護に、何をどう考え判断すればいいのかなど、なかなか冷静に考えられるものではありません。

 

わからないことは、ケアマネジャーや市町村の介護担当課に遠慮なくききましょう

ここで、要介護者本人と家族の、希望や状況を考慮し、よりよい道筋をつける役割を果たしてくれるのがケアマネージャーです。

医師、訪問看護ステーション、訪問介護ヘルパー、デイケアサービス、デイサービス、ショートステイ、福祉用具など、在宅介護に必要な事業所やスタッフを集め、連絡体制を整え、要介護者を中心に周囲の体制を整える手続きを進めてくれるのです。

あるいは、特別養護老人ホームや介護保険施設、有料介護老人ホームに入所するほうがよいと考えられる場合は、そのためのアドバイスや手続きも教えてくれるでしょう。

または、希望する介護施設に空きがなく、入所までの時間を在宅で介護するということもあると思います。

介護プランを立てるときには、介護保険が適用できる状況であれば、まずは、介護保険の適用範囲内で考えます。基本的に、はみ出た分は、全額自費となります。

特定疾患に指定された病状であれば、医療保険との組み合わせでプランを立てます。

その他、いろいろな社会保障を考慮してプランは組まれるのです。

 

介護者家族のことも考えてくれるケアマネジャーが望ましい

介護保険をはじめとする社会保障を、どのように使えば、最も有効なのかを考える際に、介護者家族のことも考えてくれるケアマネジャーであればたいへん助かります。しかし、すべて、要介護者を優先にするべきで、家族は、皆、要介護者に合わせるのが当然だという考えのケアマネジャーだと、その後の介護生活は、介護者家族にとって非常に厳しいものになりかねません。

我が家の場合、最初のケアマネジャーは、使える介護保険の単位数を示し、あとは納得のいくようにという進め方でした。

デイサービスやデイケアサービスを使いたいなら、自分で、市がまとめている住所と電話番号だけの表を頼りに電話をし、見に行って、いいと思うところを言ってくれれば手続きすると言うのです。自ら納得できるところを選ぶという観点から考えれば、これもよいのかもしれません。

しかし、当時、義母は20分と目が離せない病状でした。一人にすると、一人で歩き、バランスを崩してバタンと転んでしまうのです。打ち所が悪ければ、即座に致命傷を負うという可能性がありました。

そのような中、何箇所も電話して、各所の条件をきいて決めてくださいと言われてもと、途方に暮れました。仕方がないので、来てくださっていたヘルパーさんに、いいところをご存知ないですかときいたりして、情報を集めました。

そんなことをしていると知った知人が、今もお世話になっているケアマネジャーを紹介してくれました。

彼女は、我が家の状況をよくきいて、義母の症状について的確に把握すると同時に、どれくらいの負荷が家族にかかっているのかを確認し、介護プランを提案してくれました。

義母の病気の特徴から、適切なデイサービスと連絡をとり、受け入れ可能かどうかを確認してくれました。

また、専門往診医とも、密に連絡を取って対応をしてくれました。医師も、ケアマネジャーのことを信頼していることは、よくわかりました。

 今のケアマネジャーに出会えたとき、私は、決して大げさな表現ではなく、

「命拾いした」

と思いました。

以来、どんな状況でも、義母や義祖母にとって適切な介護体制を考え、介護者家族の暮らしも考えて支えてくださるケアマネジャーに、心から感謝しています。

 

だから、ケアマネジャーをどなたに頼むのかということは、とても大切なことなのです。

 

 

💡役に立つかもメモ

 

 米粉はとても使いやすい!

 

鶏の唐揚げをつくるとき、

粉をつけますが、どの種類を使っていますか。

 

まずは、小麦粉、片栗粉、

小麦粉と片栗粉を合わせたものと、私も、

いろいろやってみました。

 

でも、米粉に出会ってからは、

すっかり、米粉派になりました。

からりと揚がって、おいしいですよ。

 

唐揚げだけではありません。

シチューのとろみをつけるときにも、

だまになりにくいし、 

コクが出るように思います。

 

フライ料理のときももちろん使います。

 

やっぱりおいしいです。

 

©︎パセリ

 

 

 

 

 

 

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