ダブルケアデイズ

子育ての最中に、介護がやってきた!ひた走る日々。

ダブルケア 介護にショート(ロング)ステイをうまく入れるには

 

今回は、ショートステイの取り入れ方を考えてみようと思います。介護者の休息の時間を確保し、長く在宅介護を続けるためには、やはり、ショートステイも入れていくことが必要になると思います。特に、ダブルケアの場合は、子どもとの時間をつくるため、ダブルケアをこなしていく介護者の体力を保つため、そして、介護者が介護できない状況になったときにも対応してもらうため、安心してお願いできるところを決めておくとよいです。

 

 

ショートステイとは

ショートステイとは、何日か、宿泊してケアを受けることができる、介護保険サービスです。

3カ月を限度とした、ロングステイというスタイルもあります。

特別養護老人ホームへの入所がままならないとき、ロングステイの利用で対応することもあるようです。

費用は、ショートステイもロングステイも、利用する施設にもよりますが、通常ならば、介護保険の単位内で、1泊あたり、10,000円前後と考えておけば、そんなに大きな誤差は、ないと思います。

デイケアやデイサービスと並行して、介護プランに組み入れるのがいいとは思いますが、要介護度が低いあいだは、介護保険サービスの単位内に収まらず、希望するだけ組み入れようとすると、自費が出ることもあると思います。

また、吸引などの処置が必要な場合は、夜間に看護師が不在であったり、一人しかいなかったりして、受け入れ困難な場合が多いと思います。

 

ショートステイはダブルケアの大きな助けとなる

ダブルケアの場合は特に、定期的に入れたいプランです。

主たる介護者の休息を考えるならば、平日に入れたほうがいいです。土日、祝日は、子どもをはじめ、家族の用事に時間を費やすことも多く、 あまり休めないからです。

しかし、子どもたちとの外出の時間を確保したり、部活動やスポーツクラブなどで、応援に行ったり、当番などの保護者としての役割を果たす必要があったりする場合は、土日に入れたほうがいいかもしれません。

デイケアやデイサービスは、送り出しと帰宅時に、家族や訪問介護ヘルパーが、家で迎える必要があるところが多いので、一日中出かけるときには、ショートステイを利用すると助かります。

なかには、デイサービス側で、すべて対応してくれることもありますが、介護者が帰宅するまで一人にしておくのも心配だったりします。

デイサービスによっては、時間の延長や宿泊のサービスもありますので、こちらも利用するといいかもしれません。

 

ショートステイは定期的に利用するのがおすすめ

宿泊してもらわなくてはならない状況は、ダブルケアの場合は起こりやすいです。

必要が生じてから手続きを始めても、間に合わないこともあるので、すぐに利用する予定がなくても、あらかじめ完了させておくとよいです。医師の意見書が必要だったり、本人との面談が必要だったりするので、手続きにひと月くらいはみておくほうがよいです。

さらに、予約は、ケアマネジャーを通して、基本2ヶ月前に行います。急なお願いや変更はその都度行いますが、部屋の空き状況によっては取れないこともあります。

また、ショートステイは、できるだけ、定期的に入れるほうがいいと思います。

家族の予定も立てやすいですし、あまり期間を空けずに利用するほうが、ショートステイ先の職員さんたちに、心身の状態を把握しておいてもらいやすいからです。いざというとき、普段の様子をわかってもらっているほうが安心です。

また、ヘルパーさんに来てもらっていると、ショートステイの日は、本人不在のため、ヘルパーさんに休んでもらうことになります。不規則だと、連絡が煩雑になります。

 

要介護度が上がるまで、介護保険の単位数内でプランを組むのは、なかなか難しいかもしれませんが、ケアマネージャーに相談して、いいパターンができるといいですね。

 

💡役に立つかもメモ

 

ごはんをミキサーにかけて、ゲル状にすると、うまくトロミが付きます

 

飲み込むことが難しい場合、まずは、ご飯をおかゆにします。 

でも、おかゆも、むせやすかったりします。

そうなると、食事や水分にトロミをつけることがあります。

このとき、トロミ剤というものを使うことが多いです。

 

でも、片栗粉、米粉、小麦粉、芋など、

やはり食品を工夫してつけたほうが、身体にいいと思います。

ここで、お米が活躍します。

 

炊いたご飯と、お水や冷ました出汁など、水分とを、いっしょにミキサーにかけます。

分量は、1対1くらい。

ミキサーの種類やご飯の炊きぐあいと、求めるやわやかさで、分量は調節します。

 

お米の粒がなくなるまで、なめらかにします。

 

これと、いろいろなお料理を合わせると、食べやすいです。

たとえば、おはぎは無理でも、

このごはんと、こしあんや水ようかんを合わせると、食べられたりします。

 

ポタージュスープが、飲みにくくても、

このごはんと一緒なら、適度に粘り気が加わり、

むせずに食べられたりします。 

 

氷を作るトレーに凍らせてストックしておき、

必要なとき、他の食品といっしょにミキサーにかけると、

便利かもしれません。

 

もちろん、その都度、

おかずに合わせても大丈夫ですよ。

 

 

 

 

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