ダブルケアデイズ

子育ての最中に、介護がやってきた!ひた走る日々。

ダブルケア デイケアとデイサービスの利用

 

在宅介護を選択した場合、また、一時的に在宅介護が必要になった場合でも、やはり、訪問介護ヘルパー、デイケア、デイサービス、ショートステイの支援を受けることは、大切だと思います。

さらに、状況によっては、在宅医療の体制を整えることも必要です。地域によっては、歯医者さんも家に来て診療してくれます。これは、たいへん助かります。

地域包括支援センターや、歯科医師会に尋ねると、教えてくれると思います。

 

 

デイケアサービスと、デイサービスとの違い

さて、訪問介護ヘルパーのサービス、デイケア、デイサービスをうまく組み合わせると、在宅介護体制の骨格がまずは整うと思います。

デイケアは、リハビリや機能訓練を主としたところです。歩く、座るといった大きな動きから、指先の機能訓練まで、いろいろなリハビリを行うことができます。

理学療法士や作業療法士が、個々に合う訓練メニューを組んでくれて、これにそってリハビリが進められます。

一方、デイサービスは、食事をしたり、レクリエーションなど行いながら、ゆったりと過ごすイメージです。とはいえ、スポーツジムさながらに運動機器を備えているところもあります。

在宅介護が始まったときの要介護度や、どちらをより必要としているのかという心身の状態にもよりますが、両方を組み合わせたプランがよいのではないかと私は思っています。

身体のリハビリを主としたデイケアでは、やはり、訓練メニューをこなすことに大きな意味があるので、少し緊張感があるような気がします。

我が家がお世話になっていたところでは、お風呂に入ることも機能訓練の一環となっており、できるだけ自立した生活ができることを目指して対応してくださっていました。すると、お風呂で転ばないように注意しながら入るということも意識できたりします。

また、デイサービスでは、ゆったりと過ごしたり、人と接して楽しんだりすることが目的となっています。お菓子を作って皆で食べたり、歌を歌ったり、工作をしたりと、各所いろいろな工夫をしてくださっています。

義母と義祖母の場合を振り返っても、デイケアとデイサービスを組み合わせることで、緩急がつき、相乗効果が得られるように思います。

ただ、デイケアのほうは、リハビリについての指示の理解が難しくなると、受け入れが困難になります。そのときのためにも、デイサービスはプランに入れて、気心の知れた居場所として関係を作っていくほうがよいと思います。

義祖母もこのようにして、1年前まではデイケアとデイサービスの両方にお世話になり、3年ほど同じデイサービスのみでお世話になっています。

 

デイサービスには大規模と小規模がある

デイサービスには、大規模のところと小規模のところがあります。

要介護度が低いあいだは、大規模のデイサービスに行かれる方が多いでしょう。何十人という方々と過ごすことで、皆で体操をしたり、大きな工作品を作ったり、園芸をしたり、おしゃべりしながら食事をしたりと、プログラムは、デイサービスによっていろいろと工夫されています。

要介護度が高くなると、大人数の中でいっせいに何かすることは、本人にとって負担になってくる場合があります。また、より、きめ細やかなケアが必要にもなってきます。

そうなると、小規模で一日10人程度のデイサービスのほうが安心して過ごせるようになってきます。

どこが合うのかということは、ケアマネジャーにきくと教えてくれます。ケアマネジャーのところには、新しく開設したデイケアやデイサービスの情報も集まりますし、担当者の対応や人柄、、ヘルパーさんや利用者の意見などから、デイケアやデイサービスの特徴や雰囲気をつかんでいることが多いです。

 

要介護者にとって外出は大切

年齢を重ねてから、新しい場所に参加することは、ときに、気が進まないことも多いと思います。しかし、8年介護をしてきて、出かけたほうが、身体にも心にもいいと実感しています。

むしろ、はじめはいやがる方のほうが多いようですが、たいていは、なじんでいくようです。

義母もそうでした。

何カ所か、状況によって変わりましたが、どこも、しだいに、なじんでいきました。スタッフも、そのあたりはよく心得て、無理なくなじんでいけるように配慮してくれます。

出かけるとなると、身体を起こし、服を着替え、女性ならお化粧をしたり、服装を気遣ったりします。また、行けば、スタッフが小さな変化にも気づいて、声をかけてくれたり、思いもよらないことで誰かが褒めてくれたりすることもあります。いろいろな方のさまざまな境遇に接して、我が身を振り返る機会になることもあります。

これらのことは、病気であったり、認知症であったりしても、社会と繋がっているということを感じられる機会として貴重です。

気がふさいでいる方にとっては、回復しようとがんばっている方々の姿にふれ、自分もと、気持ちが前向きになるチャンスになることもあるでしょう。

義祖母は、デイケアに行くと、自分よりも若い方が病気で苦労し、リハビリに励む姿を見て、自分が健康であることをありがたいと思うと、よく言っていました。

少し、気にそわないことがあったとしても、出かけることのメリットの方がだんぜん大きいと思います。

 

外出準備は訪問介護ヘルパーに頼むとスムーズ

出かける日は、朝の支度を、訪問介護ヘルパーさんにお願いすると、いいかもしれません。

朝は、子どもたちを送り出す準備の時間と重なります。中学生となれば、お弁当もつくらなければなりません。

我が家も、ヘルパーさんに朝の支度をお願いしています。手際よく、機嫌よくスムーズに出かけられるように準備をして、送り出してくださいます。

さすがです。

そして、要介護者が出かけている時間は、介護者にとっても、外出を要する用事をしたり、ひととき休息したりする時間にもなります。

ダブルケアの場合は、特に、春、夏、冬休みのとき、子どもたちと過ごす、大事な時間にもなります。普段も、デイサービスは、土日、祝日も受け入れてくれるところも多いので、子どもとの時間を作る助けとなります。

 

要介護者と介護者家族の両方の生活が成り立つように考える

介護は、月、年単位で長く続くことが多いです。

介護者や子どもが時間を譲ることも多いですが、要介護者にも、自らの心身のリハビリを兼ねて、時間を譲ってもらってよいと思います。

要介護者を含め、家族の生活、そして人生が、できるだけ無理なく進むように、体制を組むことは工夫のしどころです。

 

次回は、ショートステイについて考えてみます。

 

💡役に立つかもメモ

 

コーヒーを淹れたあとの豆はフライパンや鍋をきれいにしてくれます

 

気分転換によくコーヒーを飲むのですが、

ドリップしたあとの豆を、

調理したあとのフライパンや鍋に入れ、

豆が入っていたドリップペーパーやヘラでこすると、

油やカレーなどねっとりした汚れを絡め取ってくれます。

豆やペーパーを乾かせば、より効果は高いのかもしれませんが、私は、

そのまま使います。

そのほうが、

汚れが、こびりつきかけていても、

コーヒー豆が含んでいる水分で、

汚れがとれやすくなったりします。

臭いがついてしまった調理器具にしばらく乗せておくと、

臭いもとってくれます。

グリルの臭いもけっこう取ってくれますよ。

 

豆ごと袋などに捨て、

残った豆をゆすいで取り三角コーナーなどに捨てると、

排水口にまめが流れることも最小限によっておさえられます。

 

そのあと、スポンジやたわしで残った汚れを取れば、

洗剤も、いらないか少量ですみ、

フライパンも鍋も、汚れのひどい食器もきれいさっぱり。

 

鉄のフライパンは、油分を取りすぎるとサビの原因になったりしますが、

この方法なら適度に汚れだけがとれていいですよ。

 

よろしければお試しください。

 

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